ビカクシダ(コウモリラン)は胞子から育てる(胞子培養)こともできます。ただし株になるまで1年以上かかり、カビとの戦いもある上級者向けの方法です。まずは手軽な株分け(→株分けのやり方)に慣れてから挑戦するのがおすすめです。この記事で全体の流れをつかんでください。
胞子培養の基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 難易度 | 高い(上級者向け) |
| 期間 | 前葉体まで数ヶ月〜、株らしくなるまで1年以上 |
| 材料 | 成熟株の胞子・湿らせた水苔/ピート・密閉できる容器 |
| 最大の敵 | カビ(高湿度で発生しやすい) |
1. 胞子を採取する
成熟した胞子葉の裏にできる胞子嚢(茶色い粉状の部分)から胞子を集めます。紙の上でこすり落とすと採取できます。
2. まく(播種)
湿らせた水苔やピートモスを清潔な容器に入れ、その上に胞子をまきます。フタをして高湿度を保ち、明るい日陰に置きます(直射は不可)。
3. 発芽〜生育
- 前葉体(緑色の膜のような姿)が出る
- 受精して胞子体(小さなビカクシダ)へ育つ
- ここまで数ヶ月。清潔・高湿度の維持が成否を分けます
管理の注意
- カビを出さない(容器・道具を清潔に、風通しと湿度のバランス)
- 直射日光は避ける
- とにかく時間がかかるので焦らない
初心者は株分けから
胞子培養は時間も手間もかかります。増やすのが目的なら、まずは株分けが確実で簡単です(→株分けのやり方)。品種による性質の違いは品種図鑑も参考に(→品種図鑑)。
まとめ
- 胞子培養は胞子からビカクシダを育てる上級者向けの方法
- 胞子採取 → 播種 → 前葉体 → 胞子体、と1年以上かかる
- カビ対策・高湿度・直射回避が要点
- 手軽に増やすなら株分けが先



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