グランデとスーパーバムの違い|そっくりな大型ビカクシダの見分け方と育て方

グランデとスーパーバムの違い|そっくりな大型ビカクシダの見分け方と育て方 品種図鑑

グランデ(Platycerium grande)とスーパーバム(Platycerium superbum)は、王冠のように広がる大きな貯水葉を持つ大型ビカクシダの双璧で、見た目がそっくりなことで有名です。あまりに似ているため、かつては同一種とされていた歴史があるほど。定番の見分け方は「胞子パッチの数」です。

違い早見表

グランデ スーパーバム
原産 フィリピン オーストラリア
胞子パッチ(胞子葉の裏) 2つ(股の部分に2枚) 1つ
耐寒性 弱い(目安10〜15℃。寒さに敏感) 比較的強い(目安5℃前後)
入手性・価格 流通少なめ・やや高い 大型種では流通多め
難易度 やや難しい(寒さがネック) ふつう

若い株は胞子葉がまだ出ない(または胞子パッチが付かない)ため、確実な見分けは困難です。幼株が「グランデ」の名で売られていても実際はスーパーバム、というケースは昔からよくあるので、確実に欲しい品種があるなら信頼できる専門店で買うのが安全です(→どこで買う?購入ガイド)。

共通する特徴(大型2種の性質)

  • 貯水葉が王冠状に大きく広がるのが最大の魅力。上部が細かく裂けて立ち上がり、直径1m級に育つ
  • 子株を出さないとされる単頭タイプ。増やすのは基本的に胞子から(→胞子培養)。株分けで増やせる品種とはここが大きく違います
  • 成長はゆっくり。大きく育てるには年単位の付き合いになります

育て方のポイント(共通)

項目 管理
置き場所 明るい半日陰。大きくなるので壁面か頑丈な吊り下げを最初から想定(→板付けのやり方
水やり 乾いたらたっぷり。大型株は乾きが遅いので過湿に注意(→水やり
湿度 高めを好む。エアコン乾燥には注意(→湿度管理のコツ
風通し 貯水葉の内側が蒸れやすい。サーキュレーター推奨(→夏越し・猛暑対策
成長を見越して大きめ・頑丈な板に付ける。付け替えは株の負担が大きい

分かれ道は冬

  • スーパーバム: 5℃前後まで耐えるので、室内窓辺で無加温の冬越しも狙えます
  • グランデ: 10〜15℃を切ると傷みやすく、日本の冬は加温前提。ここが「やや難しい」とされる理由です(→冬越し・温度管理

どちらを選ぶ?

  • 初めての大型種 → スーパーバム。耐寒性があり流通も多く、失敗リスクが小さい
  • 設備(暖房・温室)がある → グランデも選択肢。2つの胞子パッチと端正な葉姿は唯一無二

まとめ

  • 見分けの定番は胞子パッチの数(グランデ2つ・スーパーバム1つ)。幼株での判別はほぼ不可能
  • どちらも子株を出さない大型種で、増殖は胞子から
  • 育て方の分かれ道は冬の温度(スーパーバム5℃/グランデ10〜15℃)
  • 迷ったらスーパーバムが現実的

他の品種との比較は品種図鑑へ(→品種図鑑)。同じ大型で「垂れる」系ならコロナリウムもどうぞ(→コロナリウムの育て方)。

関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました