ヒリーの育て方|濃い緑と整った株姿が魅力の丈夫なビカクシダ

ヒリーの育て方|濃い緑と整った株姿が魅力の丈夫なビカクシダ 品種図鑑

ヒリー(Platycerium hillii)は、光沢のある濃い緑の胞子葉が扇状に広がる、オーストラリア原産のビカクシダです。性質はビフルカツムに次ぐ丈夫さで、入門種から一歩進みたい人にちょうどいい普及種。人気の栽培品種(交配・選抜品種)の親としてもよく登場する、押さえておきたい基本品種です。

基本データ

項目 内容
原産 オーストラリア北東部〜ニューギニア
難易度 やさしい〜ふつう
耐寒性 まずまず(目安8〜10℃。ビフルカツムよりはやや寒がり)
胞子葉 幅広で光沢のある濃緑。先端の切れ込みが浅く、丸みのある印象
貯水葉 上部があまり切れ込まず、丸くまとまる
子株 出す(株分けで増やせる)

ビフルカツム・ネザーランドとの見分け

ぱっと見が似ている3種の比較です。

ヒリー ビフルカツム ネザーランド
胞子葉の質感 光沢のある濃緑・厚め やや薄く明るい緑 幅広・立ち上がる
切れ込み 浅く丸い印象 深く枝分かれ 中間
耐寒性 8〜10℃ 5℃前後 5℃前後

「濃くてツヤがあって丸っこい」ならヒリー寄り、と覚えておくと売り場で見分けやすいです(→品種図鑑)。

育て方のポイント

項目 管理
置き場所 レースカーテン越しの明るい場所。基本形でOK(→置き場所と日光
水やり 乾いたらたっぷり(→水やり
温度 冬は10℃前後を確保したい。入門種の感覚より少しだけ暖かく(→冬越し・温度管理
湿度 50%あれば十分。蒸れ対策の風通しは忘れずに(→夏越し・猛暑対策
肥料 生育期に控えめ(→肥料の与え方

管理は基本形のままで通用します。唯一の注意点が冬の温度で、ビフルカツム感覚で寒い窓辺に置きっぱなしにすると傷むことがあります。夜だけ部屋の内側へ移すだけで十分です。

増やし方・楽しみ方

  • 子株を出すので、育ったら生育期に株分けできます(→株分けのやり方
  • 整った株姿が魅力なので、板付けで正面の向きを決めて仕立てると見栄えがします(→板付けのやり方
  • ヒリー系の栽培品種(〜 hillii cv.)は多く、原種で管理に慣れると選択肢が広がります

まとめ

  • ヒリーは濃緑・光沢・丸みのある株姿の丈夫な普及種
  • 管理は基本形のまま。冬だけ10℃前後を意識する
  • 子株で増やせて、板付けで仕立てる楽しみもある
  • 入門種の次の1株、栽培品種への入口としておすすめ

品種選び全体はこちら(→品種図鑑)。もっと個性的な品種ならベイチーやウィリンキーも(→ベイチーの育て方)。

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